大阪市都市経済委員会行政視察
2017年09月15日
8月30日(水)~31日(木)の2日間におきまして、行政視察のため、熊本県及び長崎県を訪れましたので、ここに報告いたします。
行政視察概略
- 視察日
- 平成29年8月30日~8月31日
- 視察項目
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- 熊本地震における応急仮設住宅の整備について(熊本県)
- 県市連携による国際スポーツ大会開催に向けた取り組みについて(熊本県)
- 長崎IR構想について(長崎県)
- 地域産業の強化及び戦略的・効果的な企業誘致などの促進について(長崎県)
- 新幹線プロジェクト(長崎県)
- 行程<1日目(8月30日)>
- 大阪(伊丹)空港 >> 熊本空港 >> テクノ仮設団地(みんなの家)※1)説明聴取・現地視察 >> 熊本県庁※2)説明聴取
- 行程<2日目(8月31日)>
- ハウステンボス株式会社※3)説明聴取・視察 >> 長崎県庁※3),4),5)説明聴取 >> 長崎空港 >> 大阪(伊丹)空港
※以下、1)~5)をやや詳しくご説明いたします。
1) 熊本地震における応急仮設住宅の整備(熊本県)
- 取り組み
- 「被災者の委託を最小化」を目的に、日常的にコミュニケーションが生まれるよう、くまもとアートポリス事業のコミッショナーである建設家から女権を受けながら進めている応急仮設住宅の整備=「みんなの家がある仮設住宅」づくり
- 本市における関連事業等
- 本市では、平成28年5月~6月にかけて、都市整備局職員(技術職6名)の派遣を行い、熊本県仮設住宅の建設支援を行った。
2) 県市連携による国際スポーツ大会開催に向けた取り組み(熊本県)
- 取り組み
- 2019年に熊本で開催される女子ハンドボール世界選手権大会やラグビーワールドカップに向けた県市連携によって各種取り組みを行っている。
- 本市における関連事業等
- 2020年の東京五輪の前後、関西でも2019年にラグビーワールドカップ、2021年には関西ワールドマスターズゲームズが開催され、県市連携による熊本県の取り組みは府市連携による取り組み参考になる。
3) 長崎IR構想について(長崎県)
- 取り組み
- 長崎ハウステンボスを核としたIR施設、観光列車の活用
大村湾を中心とした観光周遊エリアの一般的な開発など
- 本市における関連事業等
- 大阪府市で共同設置されたIR推進局において、大阪・夢州地区への統合型リゾートの誘致に向けた取り組みを進めている。
長崎IR構想は、地方創生を目標の1つとしつつ、統合型リゾートとしての取り組み、ベイエリアを活用する取り組み等、大阪府市の取り組みと共通点がある。
4) 地域産業の強化及び戦略的・効果的な企業誘致などの促進(長崎県)
- 取り組み
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- 長崎港ウォーターフロントに保険会社等金融機関のバックオフィス機能等を誘致・終結させ、新たに2千名超の雇用創出を目指した長崎金融バックオフィスセンター構想。
- 金融IT分野におけるプロフェッショナル人材のUIターン促進
- 本社機能移転・拡充に向けた取り組み
- 本市における関連事業等
- 大阪府市で共同設置されたIR推進局において、大阪・夢州地区への統合型リゾートの誘致に向けた取り組みを進めている。
長崎IR構想は、地方創生を目標の1つとしつつ、統合型リゾートとしての取り組み、ベイエリアを活用する取り組み等、大阪府市の取り組みと共通点がある。
5) 新幹線プロジェクト(長崎県)
- 取り組み
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- 新幹線の西九州ルート完成に向けてアクションプランを策定
- 交流基盤整備、観光振興、産業・地域振興の促進に向けた取り組み
- 本市における関連事業等
- リニア中央新幹線は、早期全線開業の実現に向け、関西経済団体とで構成する協議会において取り組みを実施。平成29年度政府予算成立により、開業時期の最大8年前倒しが確定的となった。
- 北陸新幹線は、早期全線開業に向け、国への働きかけなどを実施。